マンション一棟検討中の方から参考になる質問があり、以下のとおりご回答致しました。
Q:本管からの鉄さびが磁石に引きつけられ、サイクルイオン装置の流路で、詰まることはないのでしょうか?
A:サイクルイオンが詰まることは有りません。ーー錆の粒を考えて見ます。磁石に最初の鉄粒が着きます。仮に一面に着いたとします。するとそのつぎにやって来た鉄粒は、磁石に直接ではなくて、鉄粒にくっつきます。この際の吸着力は、鉄粒と鉄粒のため、非常に弱いのです。更にそのつぎに3粒目が着くと、これはもう流れる水で剥がれ落ち、流れて行きます。つまり、錆や鉄が非常に多い場合は、サイクルイオン内部の磁石に一層目の鉄粒が付着することはあっても、それが層を成して詰まることは無くて、言わば「従来通りの水が流れて、黒錆びで新たな鉄錆びの流出が無くなるまで、鉄分はどんどん下がり、やがて流れ落ちなくなります」
Q:サイクルイオンでトリハロメタンは残留しないのでしょうか?
A:トリハロメタンは、「1酸化塩素と、フミン質と呼ばれるタンパク質の変化したものが化合して生成されます。ちなみに浄水場ではトリハロメタンは毎日検査項目に入っていまして、わずかでも検出されれば、水を流さない重要項目です。
浄水器を売らんが為に(目の細かいフィルターでトリハロメタンを取り除きます!)消費者を脅かして居ますが、もともと浄水場から、流れてくる物では有りません。
次に街中の水道管ですが、錆びは有ってもフミン質はタンパク質ですので、虫の死骸とかが無いことにはトリハロメタンは出来ません。ほとんどの街中菅が入れ替えられて居て、タンパク質が残っている物は先ず有りません。
サイクルイオンを取り付けますと、家庭配管の内面の掃除をしますので、更にきれいになります。タンパク質は有っても設置工事直後の通水で流れて行きます。
更に塩素の形が一酸化塩素からトリハロメタンを作らない二酸化塩素に変わりますので、トリハロメタンの除去はしませんが、サイクルイオンはこれを作ることを防止します。また、塩素測定試薬で検査しても一酸化塩素と二酸化塩素の違いは検出されません。
Q.設置後、塩素濃度を測定してみたら濃度に変化がないのですが?
A.塩素の形が変わります。一酸化塩素cloが水道水の塩素です。このclを測定して塩素濃度を測っています。
電子水の塩素は、このcloがclo2(二酸化塩素)に変化しますので、塩素臭や、刺激感が減りますが、塩素濃度を測定しますと、変わりません。電子水の塩素は、このcloがclo2(二酸化塩素)に変化しますので、塩素臭や、刺激感が減りますが、塩素濃度を測定しますと、変わりません。水道法では、「浄水場から最も離れた蛇口でも、塩素濃度が0.1ppm以上であること」と、定められておりますので、現状がこれをクリアーしていれば、サイクルイオンを取り付けても問題は有りません。ーーー浄水器の「売り」が「塩素も取れるよ」が多いので、オルトトリジン等の試薬を使う人は電子水でも残留塩素が残るので、ガッカリする人がたまに居ます。(笑)
2019年11月15日。購入希望の方から、こちらサイトで安く販売されているが値引き可能かという問い合わせがありました。
以下製造メーカークリスタル研究所若槻氏からの正式な回答。
数年前代理店の方がヤマダモールに挙げた広告です。彼らは現在代理店ではありません。
この機種は販売しておりません。(その時本体価格38万円だったものです)ヤマダモールで残骸が残って居ました。形状も能力も現在の物とは大きく違う旧旧モデルです。ちなみに旧旧モデルと現在のモデルの能力の違いは、4倍有ります。大きなサイトーー楽天、ヤフー、アマゾン、ヤマダモール等での販売は、代理店の皆様の公平を欠きますので、販売は禁止しております。